三吉神社大鳥居(三吉神社道中)
秋田市広面赤沼の太平山三吉神社と並んで三吉神社総本社といわれている太平八田字堂ノ前の三吉神社に行っていました。
こちらは秋田市街から少し外れ、より太平山に近い場所に位置しています。
しばらく車で走ると写真中央の案内看板が出てきます。
駐車場はこの看板奥にありますが、道路が細くなるので自信の無い方は手前に大駐車場がありますので、そちらに停めたほうが安心です。
こちらの建物に沿って駐車出来るようです。こちらが一杯でも、この先の社殿を通り過ぎた辺りに駐車スペースがあるようです。
駐車場近くに社務所もありますが、まずは身を清めて神様に挨拶をしましょう。
こちらの手水舎は自動センサーではなく、蛇口の上のボタンを押すと一定時間水が出るものでした。
階段を登り社殿へと上がって行きます。
扁額は第3~8代の秋田県知事によって書かれたものです。
狛犬はかなりの歴史を感じる姿になっていました。
社殿
華美な色彩はありませんが、風格のある彫刻です
中央に神紋が描かれています。
御祭神は
秋田の地元の神様。勝負時に勝利をお願いしましょう。
・大名持神(別名:大己大神)
大国主の命や大黒様として有名な神様。縁結び、家内安全のお願いをしましょう。
・少彦名神
薬師如来と同一視されていた神様。病気の治癒のお願いしましょう。
こちらの三神は、広面の三吉神社祀られている神様と同じ神様です。
明治44年に別にあった四社と合併して以下の神様も祀られるようになったようです。
・天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
お伊勢さんで有名な神様。日頃の感謝をお伝えしましょう。
・豊受大神(とようけのおおかみ)
食べ物の神様。豊作祈願にどうぞ。
・八幡大神(はちまんしん)
ご利益:武勇長久、勝利祈願、出世開運
・祓戸大神(はらえどのおおかみ)
おはらいの神様。罪やけがれをはらい清めていただけます。
・相染大神
詳しいいわれは分かりませんでしたが、馬頭観音(ばとうかんのん)を祭った『宗善社』変化して相染神社となりその神社に祀られる神様が相染大神になったようです。
馬頭観音は馬の守護しており、馬が農耕馬としてとても重要な働きをしていた時代から広く信仰されています。
(※ここで馬の重要性を一つお伝えします。現代では、馬?、競馬場や動物園で見れる足が速い動物だよね。と感じられるかもしれませんが、昔はもっと身近な生き物でした。馬は畑や田んぼを耕したり、重い荷物を運んだりと、現代で言うトラクターのような働きをしていました。この馬が病気になるという事は仕事が出来なくなる一大事という事になります)
境内には様々な末社や石碑があります。
木曽石稲荷神社
五穀豊穣、商売繁盛のお願いをしましょう。
祖霊社
ご先祖様の霊を祀っています。日々の感謝を伝えましょう。
左から、
・月読社(ツクヨミ)
月の神様
月の満ち欠けから暦を読むことから、農業の神様の側面もあります。
・事代主神(ことしろぬし)
託宣の神様、えびすさん(福の神様)
商売繁盛、五穀豊穣、開運のお願いをしましょう。
火結神(ほむずび)
火の神様、お不動さん
火難除け、厄難除災のお願いしましょう。
・鐘馗神(しょうき)
疫病除けの神様
病気にかかりたくない時にお願いしましょう。
火結神(お不動さん)
同上
・三ツ吉大神(木曽吉山 俗称中岳)
神仙山大神(神仙山 俗称前岳)
八宗山大神(八宗山 俗称釣志岳)
入り口側には太平山の石碑が…
社殿脇には祠があります。
戻る途中で社務所に寄って良いかも。
御朱印もいただけます。誰もいない場合はブザーを押して呼んでください。
秋田市街に帰る途中には農場直売所の木苺ソフトクリームを販売しているお店もあります。休憩がてら寄って行くもの楽しいですよ。