前回は、にかほ市の獅子ヶ鼻湿原のあがりこ女王まで見て来ました。
今回は、世界的にも珍しい鳥海マリモを見て行きたいと思います。
橋を渡ると水没林と、水中に緑色のものが見られますね。
一番奥まで行くと、鳥海マリモお案内板がおかれています。
マリモと言うと、真ん丸なものを私を含めて思い浮かべる人が多いと思いますが、こちらのマリモは水の中の緑色のコケの事を言うようです。
ただ、こちらのヒラウロコゴケ群落は世界的にも珍しく、日本では八ヶ岳とこちらだけ、世界ではスペイン・イタリア・トルコなどの地中海沿岸でしか見られないもののようです。
また、鳥海マリモは強酸性と低温の湧き水で50~100年の歳月をかけて成長している、とても特殊な生き物です。
さらに、この白波を立てるほどの水量も大切です。
これらの条件が世界的に珍しい鳥海マリモの生育を可能にしているようです。
この豊富な水が、真夏の暑さと出会ってモヤが発生していました。
まさか真夏の真っ盛りでモヤを見ることになるとは思いませんでしたが、こと温度差を何かに利用出来れば面白そうですね~。
そのまま水路の通りに進んで行くと、コースを一周することになります。
が、途中で木道が無くなり、登山道のようになっていくのでお勧めしません。
私は、案内図や案内板にもそこらへんが書かれて居なかったのでそのまま進んでしまいましたが、あまりのキツさに写真撮影どころでは無くなってしまいました。
その為、次回は写真が少なめになってしまうと思いますがそこら辺の紹介をして行きたいと思います。