秋田新幹線の到着時刻までしばらく時間があったので、東京駅周辺でちょっとした観光をしてみました。
東京駅八重洲口
やはり大都会東京ですね、あちらこちらビルだらけです。
とりあえず、八重洲口を出て、中央通を通り、日本橋へ向かってみたいと思います。
五分ぐらい歩いて行くと、町並みが変わって行きます。どこかビル群は続いて行くのですが、どこかクラシックな感じがするというか…
おお!?いきなり大正風な建物が現れました!
高島屋日本橋店です。1933年に建てられ、国の重要文化財に指定されています。
さらに進んでいくと…
日本橋交差点がありました。
その奥に目を凝らすと…
ここが日本橋です!
こちらの橋は1911年に掛けられた20代目になります。こちらも国の重要文化財に指定されています。
竜の青銅像は洋風なデザイン。
日本国道路元標の複製。本物は橋の中央に埋設されています。
国道の始点としての証明になっています。
その先には三越本店本館も。
今度は宮殿のような建物が!
こちらは三井本館です。宮殿のような感じも当然で、アメリカの会社が設計してイタリア・ヴェネツィア産の大理石で作られています。1929年に建てられ、またまた国の重要文化財にしていされています。
少し歩き疲れたので、ここらへんでランチにいたしましょう。
三越前の路地に入って、入り組んだ小道へ入って行きます。
折角、東京に来たので有名な天ぷら屋でお昼にしようと思います。
『天丼 金子半之助 本店』、テレビなどでも取り上げられ安くて美味しいと評判のお店です。
有名店なので、余裕を持って一時間前に来たのですが甘かったです。もうすでに5人ほど並んでいました。ぎりぎりで見せ前の椅子に座れたのですが、もし座れなかったら一時間立ちっぱなしだと思うとゾッとします。
実際、私のあとに立って並んだおじいちゃんは、天気が良かったせいもあってか辛そうにして地面に座っていました。
待っている間は冷水が飲めるジャグやスポットクーラーも用意されているのですが、一度並んでしまうと、これらの恩恵は預かれませんね。
開店十分前くらいになると店員さんが注文を取りに来てくれます。人数と味噌汁の有無も聞かれますので準備しておきましょう。
そんなこんなで待っていると、開店直前には4,50人ぐらいの列が出来ており、やはり早く来て正解でした。
さて、開店後、席に案内されるなり、すぐに料理が出てきます。
江戸前天丼 980円です。
海老2本、海苔、ししとう、貝柱のかき揚げ、卵、一本穴子が乗っています。
お茶は黒豆茶、お新香はいぶりがっことゴボウガリでした。こちらは取り放題になっていました。
最初は、江戸前と言うことでタレが濃いのかな? と思っていたのですが、そんな事はありませんでした。衣も薄く、全体的に素材を生かす感じに作られているのかなと感じました。
みんな美味しく頂けたのですが、特に穴子天には驚かされました。へんな言い方ですが、ちゃんと穴子の風味がする! 穴子の味ってこんなのだったんだ! と思わせてくれました。普段食べる穴子といえば、煮アナゴや天ぷらぐらいですが、どれもタレの味だったり、衣の油に負けてしまって、正直あまり穴子の味を感じたことはありませんでした。これを食べるためだけにここのお店に来る価値はあると思います。
後、卵の天ぷらというものを初めて食べましたが、こちらも美味しかったです。黄身どころか白身も半熟で、最後に残ったご飯とタレで卵かけご飯のように食べるのがお勧めです。
さて、腹ごしらえも済んだのでもう少し歩いていきましょう。
(つづく)